4.宗教とは何か

高度成長期には仕事が溢れた。下層の人々にも仕事が行き渡った。生活保護受給者の数も少ないのでみんなとやかく言わない。そもそも、バブルの中で働いていたほうが儲かるからだ。しかし、そんな幸福な時代はひとときでしかないという主張はすでに述べた。 い…

5.政教分離の疑問

政教分離の原則は、政治と宗教が結びついてはならないということを意味する。ヨーロッパでは政教分離の法律がしっかりとあるが、日本国憲法においては明確に政教分離といった言葉が記されているわけではない。それでも、憲法20条「信教の自由」によって同…

1.とてもシンプルな問い 

この文章は、これまで自分の考えてきたことを一つにまとめたものである。 言うまでもなく、個人の思想、発言、文章は、「思想・良心(信条)の自由」(日本国憲法第19条)、「信教の自由」(20条)、「言論の自由」(21条)に当てはまるもので、同時に…

2.脱会の動機

今まで※※※年間生きてきて、について真面目に考えたのは、ここ最近になってだと思う。それまで信仰の絶対的な必要性など感じたことがなかった。子供のころから創価学会の信者ではなかったし、(自己批判的であるがゆえに、)そのつもりもなかった。それでも少…

続―脱会の動機

優れた知識人は原発反対・賛成どちらとも問わず、自らの主張を述べた(ネット上にデータとしていつまでも記録されているので調べればわかるだろう)。それは(妄信であったがゆえ無知な)国民へ事態を正しく知らす必要があるという問題意識や、(間接的にし…

3.創価学会とは何か

個人的な脱会の動機は上記で述べたが、ではいったい自分は創価学会をどのように捉えていたのか、また、そもそも宗教/信仰とはどんなものだと考えているのかということについて書いてみたい。東日本大震災は生きることへの本質的な部分を考えさせられる災害で…

6.カルトとしての創価、洗脳の大罪

フランスなどヨーロッパ数カ国では創価学会がカルト(セクト)団体に指定されている。 カルト団体と認定したフランス側が問題視しているのは、創価学会が信者たちみずからの子供に対しても同じを持つように仕向けている点が子供の自由(人権)を奪っていると…

7.「対話」とは何か

対話とはなにか。それは折伏>のように、あいての意見を認めず、一方的な主張を通すことを意味するのだろうか。たとえば、西洋では、哲学者ヘーゲルの「弁証法」が議論や話し合いの基盤としてある。「ヘーゲルの弁証法」とは、命題(主題)「A案」に対して反…

8. 創価・仏教との死生観の違いとその表明

創価学会は日蓮正宗から波紋されているが、日蓮正宗の、また、法華経の、仏教の、死生観を踏襲している。つまり、「生まれ変わりの法則」を信じる死生観である。これ事態はとくに変わった考え方ではないだろう。細かいところはいろいろ違いもあるのだろうが…

9.終わりのまえに

この創価学会批判により、何か災いが起こると実父から断言され、ショックと共に噴飯ものでもあるので、もう少しここで反論しておくことにする。もし仮に災いだろうが天罰だろうが、不幸が訪れて死んだとしても、池田大作の息子の次男が29歳という若さで死…

10.創価学会の中心思想である「価値論」崩壊の証明

東日本大震災によって引き起こされた津波被害を目の前に、宗教の無力さを、人間ひとりの非力さを突きつけられた。また、震災と人災によって併発された原発事故により、文明の危機が露呈した。安全・安心の刷り込みによって、私たちは原発を妄信してきた。そ…